早寝早起き、体内時計
2017年7月1日
店長 竹田、還暦まであと2年
体にちょっとした異変が起こりました。
早起きになったのです…
毎朝、目が覚めるのが5時!
これまでより、なんと
1時間半も早起きになったのです。
年をとると目覚めが
早いとは聞いていましたが、
その通りでした。
調べるに早起きの原因は
懐中時計ならぬ、体内時計との事
まさか体内に時計と思いつつも
今回その時計の仕組みについて
お伝えします。
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体内時計の一日は24.5時間
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人体の細胞内には
「体内時計」があり
その時計が一日のリズムを
作っているそうです。
人の体内時計は1日24.5時間。
地球の1日は24時間なので、
その30分のずれは、
朝の光と食事の刺激で
毎日リセットされます。
朝の太陽光を目に感じ、
そのことが脳に伝わり、脳から
全身の組織に時間のズレを
リセットしなさいと指示があります。
更に、朝の食事で体の細胞にも
刺激が加わり、「光と食事」の二つが
補完しあい体内時計のズレを修正しています。
要するに、
毎朝時間をリセットしないと
暮らしのリズムが30分づつ、
ずれて、体調も悪くなるのです。
同じ量を食べても「食べる時間帯」で、
肥満になったりダイエットにつながったり、
病気も症状ごとに、発病しやすい
時間帯があるのも分かってきました。
(「時間薬理学」というそうです)
※胃潰瘍は午前零時、気管支喘息は早朝4時、
片頭痛は朝6時前後…脳梗塞は午前中…
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朝食を抜くと、体内時計が狂います
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つまり、朝食抜きで体内時計に
スイッチが入らないと
次第に肥満や病気のリスクが高まり、
朝食を抜いた分、
夜食が高カロリーの食事と
なったり、一時的にやせても
朝食抜きダイエットは、
結果として体調のバランスが崩れ
逆効果となるわけです。
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早起きの秘密「メラトニン」
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日の光の刺激で、
脳に「メラトニン」という
ホルモン分泌されます。
「メラトニン」は
光の明暗に影響を受け
昼 → 減少 → 活性化(覚醒)
夜 → 増加(昼の約10倍)→ 眠くなる(睡眠)
というサイクルで働きます。
「メラトニン」は思春期の
15歳をピークに減少。
50~60歳で15歳の約半分に!
高齢者が早起きなのは、
「メラトニン」の減少が
その一因とみられているわけです。
「メラトニン」は病気を予防、
加齢を抑制、物忘れの防止にも
大きな影響、効果があるようです。
「メラトニン」の維持には
昼は屋外で日光を浴び、
夜は照明を暗くし早寝すること。
※そういう意味でも
引きこもりは病気の元なんですね。
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朝ごはん抜きの子供は成績が悪い?
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文部科学省では平成18年から
「早寝、早起き、朝ごはん」という
運動を行っていて、
データを見ると「朝食と成績」の
相関関係は一目瞭然。
食べている子と、食べていない子の正答率が
小学生で3割から4割の差があります。
(朝食を食べれば賢くなる!
と、いうわけではありません!)
「メラトニン」が減少する昼間が
脳が活性化する時間帯です。
きちんと朝食を食べて
夜と昼の切り替えが大事なわけです。
今、世間を騒がされている文部省の方々、
大臣の方も、「早寝、早起き、朝ごはん」
守っているか疑問ですよね。(苦笑)
彼らには、日の当たる道を堂々と
歩んでいただきたいものであります。
ということで、わたくしも何とか、
スマホ断食(苦笑)、おとなしく
眠りにつきたいと思う次第です。
※「メラトニン」は、サプリとして
アメリカでは販売されていますが、
日本では販売不可となっています。
※食べるのも腹八分目が長生き!
アメリカでの20年かけた壮大な研究で、
カロリー制限をした方が、
若々しいとの結果が発表されました。
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今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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