その糖、どんな糖?
2017年6月17日
日頃は、桑の葉茶を魔法瓶に入れ
氷で冷やして飲んでいるわが身なれど、
暑さに負け、ついふらふらと、
コンビニに足を踏み入れ、
「今日くらいはいいか」と
コーラを手にする私であります。
いやいや、隣のサイダーもいいぞ、
ジンジャーエールも美味しそう。
もちろん糖分が気になる私ですが、
そのボトルの裏には、カロリーゼロとか
低糖とか…いろいろ書かれていて
ええい、どれがいいのかい!
店の迷惑顧みず、他の商品も
次から次へ手に取り、裏を見ると
糖質ゼロ…無糖…シュガーレス
低糖…微糖…甘さ控えめ
なんでこんな表示が多いのか!
と、いうことで
今回の伝言板では
「その糖、どんな糖?」を
テーマに調べてみました。
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表現の自由は、消費者の不自由
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甘さの表示には「栄養表示基準」という
定めがあり、消費者に誤解(?)
されないような説明を
義務つけられています。
逆に言えば、その基準に合えば
基本的な表現は自由だそうで、
その結果、こんなにたくさんの
表示が生まれたようです。
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「ゼロ」表示のルールとは
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・糖類について
「ゼロ」表示(無、レス、ノンなど)は
含有量が完全にゼロでなくても
100ml中に0.5グラム未満なら
表示可能(対象は砂糖だけでなく
他の糖類の含有値の合計)
・糖質について
糖質とは「炭水化物-食物繊維」の意味で
「ゼロ」表示は100ml中、
0.5グラム未満の場合表現可能
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「低」表示のルールとは
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・糖類について
「低」表示(オフ、控えめ、少、ライト、
ダイエットなど)は
100ml中に2.5グラム未満なら
表示可能(対象は砂糖だけでなく他の糖類の合計)
・糖質について
糖質とは「炭水化物-食物繊維」の意味で
「低」表示は100gまたは100ml中
2.5グラム未満の場合表現可能
【砂糖不使用】
製造工程で砂糖を不使用の意味。
野菜や果物などの原材料に
砂糖分が含まれていても
「使用しているわけではない」ので、
不使用の表現可能
【砂糖無添加】
砂糖を添加していないだけで、
ブドウ糖や果糖が
添加されていても表現可能
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あくまでも100ml当たりの数値
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要するに、
500mlのペットボトルであれば、
5倍の糖質が含まれていることであり、
飲みすぎにはご注意というわけです。
何にしても、あえて飲むなら
「ゼロ表示」の飲み物の方が
無難というわけですが。
通常のコーラなら、
100mlで糖質11.3g…
ゼロ表示のコーラの
約22倍ですから…
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甘味料は対象外
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成分表示の中で
キシリトール、エリスリトールなどは
「糖アルコール」という甘味料で、
含有量の規制外となります。
つまり糖類を減らした分、
甘味料で甘さを
補てんしているわけです。
(通常の摂取量ではもちろん無害)
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結局、私が選んだのは
「午後の美味しい紅茶 無糖」
でありました。
さんざん、迷ったあげく、
振り向くと、店員の冷ややかな視線
この暑いさなかに、
飲料コーナーの前でどれを選ぶか、
ボトルをいちいち手にとり裏返す、
中年の暑苦しい男、一人…
罪滅ぼしに(何が!)
アメリカンドックを
ついで買いする
馬鹿な私でした。
そうです、注意すべきは
飲み物の糖分ではなく
一緒に食べる、菓子類などの
糖分、塩分なのです!
※セブンイレブンのアメリカンドック
熱量:312kcal、脂質:15.0g、
炭水化物:39.7g、塩分:567mg
皆様、食べ過ぎにお気を付けください!