「こうじ」で健康作り
2017年9月16日
熊本では、先週までの気温が35度越え、
今の気温は25度…その差なんと10度!
涼しく、過ごしやすくなったとはいえ、
60歳近いわが身、気候の差についていけず、
何か体調がスッキリしない毎日です。
自然な形で、体調を
整えてくれるものはないか。
自然と言えば、発酵食品…
発酵食品と言えば「こうじ」
今回は知っていそうで、知らなかった
「こうじ」について調べてみました。
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塩こうじ、甘酒の人気の秘密
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塩こうじ、甘酒は、「米こうじ」を
利用して作られます。
米こうじはいろいろな酵素を作りだし、
米のでんぷんや、たんぱく質を分解して
甘みや、うまみを生み出します。
また塩こうじや甘酒には
エネルギー代謝を助ける
ビタミンB群も含んでいるので
素早く効率的よくエネルギーになります。
疲れている時や運動後は、
免疫力も低下しているので、
甘酒や塩こうじを含んだ料理を
食べたりするのがおすすめです。
甘酒には食物繊維やオリゴ糖も
含んでいるので腸内環境を
改善する効果もあります。
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人の腸には細菌が住んでいる?
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人の腸にはさまざまな種類の
腸内細菌が住み、その生態系を
「腸内フローラ」と呼ぶそうです。
「こうじ」などの
発酵食品を食べ続けると
その中に含まれている微生物が
腸内の善玉菌を活性化し、
「腸内フローラ」の環境を
整えてくれるのです。
すると栄養の吸収が高まり、
血液の質や流れが良くなり、
病気になりにくい体に
なっていくわけです。
◆腸は第2の脳?
腸内環境が悪いと、自立神経の
バランスが崩れ免疫力が低下します。
そもそも腸は、食物の消化吸収
だけではなく、悪いものから
体を守る免疫機能をもっています。
腸は第2の脳とも言われ、
吸収すべきか、異物として
排除すべきかを
判断しているわけです。
腸の粘膜には
多くの免疫細胞が集中していて、
体の7割の免疫機能を
果たしているとのこと。
そんな腸内環境を良くしてくれるのが
こうじ菌などの発酵食品なんです。
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「こうじ」君がなんでも作る!
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実はこうじ菌はカビの一種。
多くのカビは有毒ですが、
こうじ菌は安心安全。
(発酵と腐敗は同じもの!
人間に有益なら「発酵」
有害なら「腐敗」と呼ぶそうです。)
こうじ菌は「国菌」とも呼ばれ
日本の発酵食品には欠かせない存在。
千年以上も前の書物にも登場し
平安、室町時代には専門店があったとも。
日本酒、みそ醤油、納豆、漬物、
各地の郷土食にもこうじ菌が大活躍。
「発酵食品の宝庫」とも呼ばれる日本。
先人の努力と知恵に感謝です。
疲れたら、つい栄養ドリンクや
サプリに手が出そうな私ですが(苦笑)
もういちど、発酵食品で
腸内環境をスッキリさせて、
体調そのものを整えるのが
先決なのかもしれません!
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甘酒を使った健康料理
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・フルーツ甘酒
甘酒にいちごや、キウイを
ミキサーでブレンド。
・甘酒漬けの鶏のから揚げ
甘酒に鶏肉を漬けてから揚げに。
・新じゃがの甘酒煮
※甘酒はエネルギーが高いので
飲みすぎにはご注意!
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全国で大腸がんの死亡率が
安定して低いのは滋賀県だそうです。
鮒寿司や漬物などの発酵食品を
よく食べるからという原因説も。
鮒寿司は確かに発酵食品の
かたまりのようなものですね。
一度チャレンジしたいものです。
(今や、高級品ですが!)